PG Queen America☆★☆




徒然なるままの50代女性がすなる日記といふもの。

Happy Halloween!

こちらも10月31日ハロウィーンの日になりました。


子供が中学生くらいまではTrick or Treatに出かけたものです。
夫は家に来る子供にお菓子をあげる役で待機。
近所にCandy Cane Laneという、やたらハロウィーンとクリスマスに力が入っている一画がありまして、それはそれはド派手なデコレーションで近隣住民を楽しませてくれていました。
遊園地化されていて、他の地域からもデコレーションを見にたくさんの人が訪れるため、道路も大渋滞。
その地帯に住むとまるで義務かのように大々的に家を飾らなくてはならない気持ちに駆られ、市から電気代補助が出ているらしい。


可愛いものから本格的な死体やらゾンビやらコワ~いものまで色とりどり。
廻って来る人々を脅かす仕掛けも凝っていて、叫び声があちこちから聞こえます。
街が一大お化け屋敷といった感じです。
チェーンソー(音が出るおもちゃの)ブンブンいわせたミイラ男が茂みから突如現れた時は、私も叫びましたね。


今年のローカルニュースでは、年々飾りや仕掛けがエスカレートして、庭やドライブウェイが本物の殺人現場かのように見え、通報が後を絶たないので自重するように、というお達しが出たとのこと。


こちらではハロウィーンは当然のイベントなので、大人も子供も大いに楽しみます。
この時期、子供たちには「ハロウィンは何になるの?」というのが、定番の声かけです。
お菓子をもらいに来る人々の仮装を見るのも楽しい!
学校でも地元コミュニティでも教会でもクラブでもどこでも年齢や目的に合わせてハロウィーン一色です。
学校では31日は生徒はもちろん、教師も仮装姿で登校し、全員一日中その格好で普通に学校生活を過ごします。
端から見るととても間抜けです。
特に先生たち、その姿でよく威厳が保てるなあ、と感心しました。


参加したくない人達ももちろんいるので、仮装しなくても全然OK! 
デコレーションをしていない家には行かない、という不文律があるのです。
こんな怖いお祭りはルールなしには成り立ちませんね。


子供達が大きくなってしまった現在、昔お向かいの二人暮らしの老夫婦がわざわざハロウィンの朝に尋ねてきて、
「今夜は絶対にうちに一番に廻って来てね。たくさんお菓子も用意しているし、家の中のデコレーションもお宅の子供に見せてあげたいのよ。絶対に来てね!」
と、念を押していた気持ちが少しわかる気がします。