PG Queen America☆★☆




徒然なるままの50代女性がすなる日記といふもの。

慎重な歯医者

柔らか夕食、チーズリゾットとロブスタービスク。
チキンとビーンズは私と次男用。


夫が歯の痛みを急に訴え始めて、急遽お向かいの歯医者さんへ行くことになりました。
診療は5時までですが、5時から診てくれることになりました。
で、出かけてから3時間半。午後8時半になっても音沙汰ナシ。
流石に心配になったので、電話をかけてみましたが出ない。
歯医者さんにも電話しましたが、診療時間過ぎてるので音声ガイダンスのみ。


麻酔とかで何かあったりしたら救急車が来るわよね。
歯医者さんのビルは本当に真向かいなので、救急車なんて来たらすぐにわかるはず。
後ろ向きな心配をしていたら、夕食どころじゃなくなって、外に飛び出して歯医者さんまで行きましたよ。
しかし!中は電気が点いているようですが、ブラインドが閉まっていて見えない。
正面のドアはロックされていて、ノックしても誰も出て来ないし。
まず、ノックするようなドアじゃないし。
ビルの一角なので、外からの様子見じゃ無理。
グルグル見回っていたらなんだか私の方が不審者のように見えますね。
通報されそう。


帰って歯医者の卵の長男に電話してみました。
「Root Canalなんじゃないの。普通はスペシャリストに回すけど、自分でやる歯医者もいるから。」とのこと。
カード会社から歯医者への多額支払いのお知らせが来ていたので、その金額とかかっている時間からしても多分そうだろうという見立てでした。
そうしたら、ポロ~ンと夫が私のメッセージに返信してまいりましたよ。
「もうすぐ終わりそう。」
長男も安心して、電話を切りました。


15分ほどしたらまた夫から電話が来て、「術後に血圧が上がっているから家族の人に迎えに来てもらうように言われてるんだけど、来られる?」
1分で駆け付けましたよ。
どんな状態なのか心配しましたが、いたって普通な夫に安堵しました。


夜遅くまで歯医者さんも大変ね。
結局薬の説明やらなんやかんやで帰れたのは10時近くになっていました。


しかも、Root Canalではなく奥歯が虫歯で酷いことになっていたので抜いてインプラントをするんですって。
それを長男に言ったら、アメリカンな彼は大激怒。
「なんで僕に先に聞かないの?」
歯を抜くことに大反対派なのです。
なるべく抜かずに治療するのがベストと信じているので、抜く歯医者を「詐欺師」とみなして敵視しております。
そこで「レントゲン写真を見せろ!」とか言って父子で喧嘩になってメンドクサ。
「大体歯磨きを丁寧にしているのか?毎回フロスしろ!そんな悪くなるまで放っておくのが悪い!クリーニングは年に2回じゃなくて3か月ごとに行け!」と、うるさいうるさい。


しかし、ここまで長時間だったのは、ペイパーワークに1時間半ほどかかったかららしいです。
なにしろ訴訟社会のアメリカなので、すぐに騒ぐ患者が多く、自分を守るために慎重に慎重を重ねて書類を完璧にしているそうです。
書類に不備がある患者はお断りしているのですって。
大変ね。
でも、今までこんなことなかったから、この歯医者さんは特別神経質なのか、昔なにかあったのかな~。なんて邪推してしまいました。
それにしても、疲れました。