昨晩のディナーは夫が焼いたシャケ。と次男作のマッシュポテトにチョップサラダ。
もやし昆布だけワタクシが。

何故夫の出番になったかというと、ワタクシのご機嫌がすこぶるよろしくなくてトゲトゲしていたのでビクった夫が「何か手伝おうか？」なんておそるおそる聞いてくるものだから鮭焼きを命じたのでございました。

そのビクビクした様子も「こんな時だけゴマするな！」なんてイライラを誘うのですが。
若い頃ですと、「別にいい！何もしないで！手を出さないで！話しかけないで！」なんてさらにつんけんして結局自分ですべてやることになり、雰囲気も険悪を極め、誰も得しないで自分の首を絞めるだけということになっておりましたが、成長した大人の女性はここぞとばかりに奴隷をボロ雑巾のように使いまくるのでした。

イライラの原因は夫のテレ会議が時間関係なくひっきりなしで、一昨日の晩も一人だけ夕飯を会議前に食べたいという意向を聞いてあげて彼に合わせて私の会議が終わるとすぐに夕飯づくりをし、授業中の次男はおいてけぼりに。
それはいいんです。こんなことは日常茶飯事。
各国の時差というものがありますから彼自身も大変だと思って心づかってあげてましたよ。
でも、私も自分の仕事の手をとめて彼の時間に付き合ってあげてたのに、何かソワソワしている夫。なんか挙動不審なんですけど。
「どこの国の会議？」と聞くと「日本だよ。」というので、「日本ならもっと余裕あるから時間ずらしてもらえないの？」と私。しかも聞けば日本支社の社内の人との電話会議だということ。

なのに！ヤツは話も終わらないまま切り上げられて早々と部屋に閉じこもった！
次男とTVを見ていたら１時間後くらいに出てきて「あ～疲れた。」でもなんか違う！
「重要な会議だったの？」と聞くと、何気なさを装って日本支社の若い女性との打ち合わせであることを聞きもしないのにペラペラ。
ふ～ん、若い女性とお話しできることで舞い上がっちゃってソワソワしてたのね～。
彼女はまだいろいろわかってなくてアメリカ側の社員から突っ込まれることが多くて悩んでいるから教えてあげてたんだって～。
ふ～ん。優しいわね～。あちらの都合のいい時間に合わせてあげて家族時間を犠牲にしてまでも教えてあげたかったのね～。

あ～、くだらない。
でも、女性はホントに夫の少しの違いを嗅ぎ分ける能力があるのは事実でありました。
普段だったらわからないことも、ずっと家にいるので嫌でもわかってしまうこのつらさよ。

私ってこんなに夫に注目してたのかしら？
しかもそれでイラついてるって、意外に夫のことが好きなのかしら。
などと色々驚きますが、とにかく、家族の平和を守るために悪い芽は早くに摘むポリシーのワタクシは何で怒っているのかとそれに対する正解も教えてあげました。

夫はヤキモチを焼かれたと思って、喜んで謝っておりました。
なんか、イヤ。