PG Queen America☆★☆




徒然なるままの50代女性がすなる日記といふもの。

シカゴ美術館ーアンディ・ウォーホール展

シカゴ美術館へ行って参りました。
見応えたっぷりの素晴らしい美術館です。
古代から現代までの芸術が楽しめます。
MoMAよりも幅広くて私は好きです。
メンバーのベネフィットも半端ないので、長期滞在の人はぜひメンバーになることをお勧めいたします。


アンディ・ウォーホール大好きアメリカ人が押し寄せて、めちゃくちゃ混んでおりました。
一応、ウォーホール展も回りました。
別料金のところをメンバーだと無料、しかもゲスト一人も無料。
写真の真ん中が、ウォーホールの自画像です。イケメンではありませんか。


お目当てのレストランも、ウォーホールとコラボしちゃって、絵のタイトルとマッチしたオシャレなメニューでした。
「Cherry Coke Float」というのがあったので、コーラフロートでしょ!デザートはこれで行こう!と楽しみにしておりました。
お食事も大層美味しく、大満足でデザートを聞きにきたウェイターさんに「チェリーコークフロートをお願いします。」と頼みました。
女友達と二人連れだったので、この小太りオヤジ的ウェイターさんに「ストローを2つでコークフロート1つにする?」と気遣いをいただきましたが、「いえいえ、一人1つずつでお願い。」
だって、恋人でもあるまいし、二人でコーラフロートをチュ~ってねぇ~。


で、しばらく待っていると、若いイケメンウェイターさんが大皿をもって「はい、デザートですよ~。」と得意気に私たちのテーブルに置くではありませんか。
写真左下のブツでございます。
即座に「こんなの頼んでおりません!」と断固拒否のわたくし。
困るイケメン。オロオロしながらマネージャーっぽい男性にごにょごにょ言いつけております。「このテーブルって言われたのに、あの人達が頼んでないって言うんです~。」風なことを。
ワタクシたちが何を頼んだのかを聞きに来い!と念じながらイケメン&マネージャーと目を合わせようとジロジロ見つめるわたくし。
危険人物と認定されたのか、徹底的ににアイコンタクトを避ける二人。
シビレを切らしたわたくしはとうとう指で来い来い相図をして二人を呼びつけましたよ。
「あのね~、わたくし達はこの『チェリーコークフロート』ってのを頼んだのよ!」とゆっくりはっきり、スローなヒト達にもわかるように伝えました。
すると、マネージャー「ハイ、これがその『チェリーコークフロート』でございます。」と!「このシャリシャリシャーベット状のものがコーラ味なのでございます。」と、逆にスローな私たちにもわかりやすいようにゆっくりはっきり教えてくださいました。


やっだぁ~。デフォルメしすぎ~。
あのクリームソーダのコーラバージョンが出てくるのかと思うじゃないの~。
流石美術館!洒落たもの作るわね~。
「いただきます。」と、素直に受け入れた私たちでした。
そして、これがなんと!凝っているだけじゃなくて、ばかウマ!!
御機嫌うかがいに来たマネージャー様にも「大正解だったわ~」などと己のミスはすっかり忘れて大絶賛いたしました。


しかし、注文の時にあの小太りウェイター、確かに「ストローは二つ?」などと聞きやがったわよね。あの人もメニュー把握してなくて、フロートっていうから私たちが想像したのと同じものを想定してたんじゃないの?
ストローとか言われると、すっかり「ああ、アレね!」なんて確信しちゃうじゃないの!
しかも、トラブルになっている様子を見て取るや否や、姿をくらましてどこにも見当たらなくなってたくせに、解決したら「Is everything OK?」などと現れた!
そしてヤツは、ダメ押しでメンバーの割引も忘れていた!
学習能力の高いわたくし達は、あの小太りを呼ばずに、またデキるマネージャーの手を煩わせたのでした。


はぁ、美味しかった。