PG Queen America☆★☆




徒然なるままの50代女性がすなる日記といふもの。

シカゴ フィルハーモニー コンサート

Tchaikovsky - Symphony No.6     Chicago Philharmonic


また体調を崩してしまった週末。
でも、これだけは這ってでも行くぞ、とシカゴフィルを聴きに行って参りました。


シカゴシンフォニーと違ってアットホームな環境が◎!
バレエやオペラの専属オケでもあるので、ドラマチックな演奏が素敵です。
最前席だったので、コンサートマスターのバイオリンの音がすごく良く聴けました。


1曲目は公募から選ばれた19歳の青年作曲の「Young Voices」。
今のアメリカ社会や世界へ向けての気持ちを表現したそうです。 
混とんとしていて、攻撃的な旋律が、若々しさを物語っておりました。


そして仮面舞踏会を奏でた「マスカレード」と、「トロンボーン協奏曲」。
トロンボーンのコンチェルトは初めて聴きましたが、あの楽器でよくあそこまで表現できるな~!と驚愕でした。演奏者の技術がすごい!汗だくになっておりましたよ。


で、待ちに待ったチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。
やっぱり素敵~!!
演奏前に指揮者の解釈をレクチャーしてくれました。
特に最後の4楽章は、チャイコフスキーが人生に疲れ果て、このフレーズで生きるのをやめたと伝えているのではないか、というところがまさにその通りにきこえました。


チャイコフスキーはゲイだったという話もあり、晩年は鬱だったらしいし、諸説ありますが、この曲は本当に彼の一生を振り返っているかのような、彩ゆたかな作品ですね。


あまりに素敵だったこの演奏の帰り道、車で流れてきたのは「AKB」!
夫よ!君の辞書には余韻を楽しむ、という言葉はないのかね。