PG Queen America☆★☆




徒然なるままの50代女性がすなる日記といふもの。

Lyon & Healyでハープ買い

ハープ屋さんへ行って参りました。


世界の双璧をなすハープメーカーは、イタリアのSalviとここ、シカゴに工場のあるLyon & Healyだそうですが、Lyon & Healyは経営難に陥って現在Salviの傘下に入っているそうです。


そのLyon & Healyにハープ買いのお手伝いに行ってきましたよ。
なぜなら、お隣のインディアナで、ハープの世界コンクールが行われており、日本からの出場者全4人の中の2人が「もう一台ハープ欲しい~!」ってことで、せっかくシカゴ近いんだし、日本で買うより安いし(でも全然安い買い物ではない!)、Salvi持ってるからLyon & Healy欲しい~!となって、5時間のドライブで買い物にいらしたのでございます。全く近くありませんね。


その日にインディアナに戻るけど、せっかくだからシカゴ観光もしたい~!と言うから時短コースを考えたりしましたが、この若人お二人がず~っとハープにへばりついて試し弾きしまくっており、あれよあれよという間に5時間経ちました。


SalviとLyon&Healy,本当に音色が違うのですね。びっくり。
私はSalvi派です。深みがあって柔らかい音色♪
お値段、約1千万円。はい、日本ではもっとお高いということですか。参りました。


工場見学までさせていただきました。
ハープってこうやって作るのね~、そして、お値段の違いって結構素材や音色より、ルックスだったりするのね~、ということを学びました。
ハープって見てくれも大切だそうです。


お値段はピンキリといっても桁が違います。
ピンは当然天井知らずですが(バイオリンのストラディバリウス程は行かないそうです)、キリの高価さがハンパない!
訳のわからない中古でも200万円ほどはするそうです。


結局2台にまで絞って、高い買い物なのでさすがに日本にいる親ともやり取りしましたら、「最後はあなたが弾くのだから、あなたの気に入ったものにしなさい。」という当然の、でもドレスでも買うかのようなお返事。
流石です、ハーピストの家族。


お二人の若きハーピストは、放っておくといくらでも弾き続けるので、絞った2台を1週間おとり置きでお願いして、強制終了。
結局ランチを予約していたレストランも間に合わないのでキャンセルしてずっと開いているEatalyでランチ。って夕方になってたけど。
最後にヤングなガールズが喜ぶ、薔薇のジェラートで〆ました。

しかし、音楽を極めていく人は心の底からそれが好きなのですね。
二人の溢れ出て隠せないハープ愛を見て、こうじゃないと演奏家にはなれないのね、と実感。
そんな愛するものに邁進できるなんて、幸福なお嬢様方!
おばさま、心より応援しておりますよ。