PG Queen America☆★☆




徒然なるままの50代女性がすなる日記といふもの。

心地よさとは何ぞや

急激な人口減少により、寂しさは募りますが、家事がと~っても楽になりました♪
一人暮らしの経験ゼロの私。
自分のことだけやればいいなんて憧れます。
ま、留学時代はルームメイトがいたとはいえ、自分のことしかしていませんでしたが。
自宅にいても、自分のことすらやってもらっていたような。。。


若い時分には分からぬ親のありがたみ。


私の母親は、超・超・超神経質で几帳面でコントロールフリークでした。
髪の毛一本落ちていても許さず、誰の髪の毛なのかをつきとめます。
たいてい髪の長い姉のものでした。
私はショートヘアで、父は「このハゲーっ!」でしたから、すぐにホシはあげられます。


常に掃除や片付けをしていて、プライバシーなんてあったもんじゃありません。
私は「机をいつも綺麗にしてもらえてラッキー♪」なんて思っていましたが、
姉は「ヒトのものを触らないで!」と、常にバトっていましたね。


お陰様で、見事に姉妹二人ともだらしな~い女に育ちました。
だって、何でもやってもらえるんだも~ん。


母が病気で入院すると、姉の部屋も私の部屋も足の踏み場も無いほどの散らかりよう。
退院して来ると、一瞬でピッカピカ綺麗に!
どんな魔法を使ったのでしょうか。
まさに、「奥様は魔女」。
分かってくださる方、いますでしょうか。


姉は結婚して家を出てからも、この魔法を所望して、母親に来てもらっていました。
残念ながら私は結婚前に母が亡くなってしまい、この恩恵を受けることはできませんでした。
ここら辺から姉妹の違いが現れてきましたね。


結婚前に夫が私の部屋を見て、「ああ、掃除は僕がすることになるんだな。。。」
と覚悟したそうです。
夫は大学時代から一人暮らしで、お部屋はとっても綺麗でした。
今思えば、よくフラれなかったなー。ってか、よく結婚してくれたなー。
その前に、よくその状態の部屋を見せたなー。勇気があるというか、正直というか。


ところがどっこい!
現在の私は母親2号!
結婚直後に大変身を遂げて、髪の毛一本許さない 潔癖妻となったのであります。
盛りすぎました。すみません。
母に比べれば、パワー千分の一くらいの ただの綺麗好きです。


しか~し、姉は口では「私、潔癖症だからぁ~。」とか言うとりますが、ぜ~んぜん違う!
傍から見れば「片付けられない女」そのもの!


その点、私は違いますよ。
プライバシーなんてなんのその!家族のものもバンバン捨てる断捨離女です。
そう、片付けられないから何でも捨てちゃうのです!


このワザをあみ出したのは結婚直後。
「あ~ん、なんか色々溜まっていく重要そうに見えてそうそう出番の無い紙類、全然片付かない~。」とシクシク泣く新妻。
「そうだ!思い切って捨てちゃえ!重要なら後で悔やむからその時学べば良いわね。」
すばらしいアイディアでした。
それ以来、何でも捨てます。ええ、思い切りよく。
重要書類を捨てたこともあります。ハイ!
でも、世の中大抵のことはどうにかなるものですね。人生楽勝!


いまだにこの時の学びを守っておりますよ。
家族にめっちゃ迷惑がられても、結局心地よい家に住めるのは このワザのお陰なのです。
当時の母も、こういう気持ちだったのね~。


というわけで、シカゴの夫がいかにノビノビ気分を味わっているかが理解できるお話でした。
昨日からニューヨーク出張に行っているらしいが、音信不通。


2年前に行ったニューヨークのグランドセントラルステーション。