PG Queen America☆★☆




徒然なるままの50代女性がすなる日記といふもの。

五里霧中

昨日は仕事帰りのハイウェイ101号、霧にまみれておりました。
サンノゼ勤務の日は往きは280号、帰りは101号にしております。
280号の方が空いているし、風光明媚ですが、夜は真っ暗でくねった山道、とっても怖いのです。


帰る頃には渋滞も終わっているので、明るくて真っ直ぐで走りやすくなっている101号の方が気が楽。


帰宅すると、昨日から仕事後にカレッジの授業を1科目とり始めた長男もちょうど帰ったところでした。
キャンパスが280号近くなので他の選択肢がなく、物凄い霧の山道をマリオカート状態で帰ってきたそうです。
やはり101号で正解だったわ。


流石に自分の進路に危機感を感じ取った長男、これからの対策として今期の解剖学の授業をとることにしたようです。
しかも、申し込み期限過ぎてるのに先生にメールして、もう教科書も買いましたアピールして、勝手に昨日の初日授業に参加したのでした。
授業後に先生に話しに行ったそうで、満員状態なのに無理無理ねじ込んだ感じです。
ものすごくアメリカナイズされている長男です。


それだけのパワーがあるならもっと早くから対策して欲しかったわ。


しかし、彼は立派な4年生大学を出ており、単位も全部揃っております。
なのになぜ今更授業をとるのか?
彼の目的はただ一つ、科学系教授からの推薦状狙いです。
学部生時代、将来も考えずに楽しく過ごしたは良いけれど、教授との関係を全く築いておらず、「君の事、よく知らないから推薦書は書けないよ~。」などとことごとく断られてしまったのですよ。
真に理にかなっておりますね。
申請すればすぐに推薦書がもらえる日本とは大違いなのです。
(ああ、私は日本の大学で良かった。)


しかし、アメリカのやり方、嫌いではありません。
大学ではすごく勉強させるし(理系はね)、教授やらその他の活動やらの関係性の構築やら根回しやら自発性、能動性、行動力、タフさ、いろいろと鍛えられます。
勉強だけしていれば良いってわけじゃないのです。
(ああ、私は勉強だけしてれば良い日本で本当に良かった。)


でも、瞬発力はあるが、私に似て元々は怠惰な長男。
これから先、どうなることでしょうか。心配の種は尽きない。


SF名物、霧に浮かぶゴールデンゲートブリッジ