PG Queen America☆★☆




徒然なるままの50代女性がすなる日記といふもの。

親バカ 御免

先日、長男のプロムの思い出を書きました。
平等に行こう、ということで今日は次男のプロム。



次男はハプニングエピソードが少ないスマート君なので、プロムも相変わらず逆指名をいただき、カワイコちゃんを楽しくエスコートして行きました。
長男のときにバカ高いコサージュを買わされたことを忘れていない母は、この時期の花屋の値付けを全く信用しておりません。
次男のときはフラワーアレンジメントの有資格者である同僚にお願いして格安お値打ち価格で作っていただきました。
お花も偶然、(SFへの引越しもあって退職時と重なって)学内で特別にTutoring(個人教授)をしていた生徒さんのお母様からとてもカラフルでビューティフルな特大花束をいただいたので、それをそのまま使ってしまいました。原価ゼロ。
お相手ガールも聡明なお嬢様で、さっさとドレスの色も決まっており、何事もスムーズ。


何かとパーティーな文化のアメリカ。
小学校から学校のパーティー行事が多いです。
男子は女子をエスコートすべし、というルールもイヤという程叩き込まれます。
必要最小限のパーティーにしか参加しなかった長男は何も学んでいるようには見えませんが、逆指名されることの多い次男は数々のパーティーで学んだ騎士道、紳士道を発揮し、オペラやコンサートに出かけると、必ず私にも腕を差し出してエスコートしてくれます。
夫よ、見習いたまえ。


高校のホームカミングパーティーは、新学期が始まってわりとすぐにあるので新入生などは相手が見つかりにくいのですが、転校生というハンディをものともせず、あっという間に逆ナンされていました。
逆ナンなのに、男が申し込んだというテイを保つため、申し込み時の花束やら小洒落たチョコレートも用意させられ、パーティー時のコサージュも買わされ、母は下僕となって街を走り回るのでした。


トロパーティーというのは1月か2月頃にあり(忘れた)、学年ごとのテーマ別コスチュームパーティーで女の子からの申し込みが原則。
次男はいつも女の子からの申し込みなんですがね。
なんか毎年違う相手と出かけていましたが、(JKとっかえひっかえイイなあ~by夫)
一度”サプライズ申し込み”もありました。
夜9時ごろ、ドアをノックする音が。。
恐る恐る開けると、一人の好青年が「次男君いますか?」
次男を呼ぶと、二人はそのまま外へ出て行ってしまいました。
夜にどこ行くの~?次男もうパジャマ姿だし~。顔貸せとか言ってボコボコにされちゃうの~?
などと不安になっておりますと、突然またドアが開いて、今度は男子女子高校生がドヤドヤと多人数で家に入ってきました。
「Fire Place(暖炉)はどこだ?そこで撮ろう!」
次男と一人の女子が真ん中になって、サインを掲げ、みんなで撮影会。
下僕の母はもちろんカメラマンと成り果てたのです。
サインには「Skip Khan Tonight! Go Toro!」と書いてありました。
次男とそのガールは二人とも数学が滅法強く、アドバンスの数学クラスで、こちらでは有名なYouTubeでの数学教授サイト「Khan Academy」を毎晩宿題として課されていました。
まあ、それを今夜はやめて、トロパーティーに行こう!っていうことですね。
ガリ勉コンビにピッタリなフレーズです。


しかし!母は見逃してはいませんでした。
多数来た高校生たちの中に、ずば抜けた美人がいたことを!!!!
家政婦は見た!
次男に申し込んできたガールは、それはそれは頭脳明晰で心根も優しい素晴らしいお嬢様でしたが、そこにいた女子の中では少しばかり。。。。。何も言いますまい。
でも、皆が帰ってから次男に聞きました。
「なんであっちの娘じゃないの?すっごい美人がいたじゃない。」
「あ~、あれはモデルやってる◎◎だよ~。いつも家に遊びに行ってるじゃん。」
「え~!あんな美人な娘の家に入り浸ってたの~?ってか、そりゃ入り浸るわ。」


まあ、何事もご本人達が良ければ良いのでございます。
下僕は口を挟む余地もございません。


現在、かのガールはボストンにある超名門大学に通っておりますわ。
そして、美人モデルちゃんは次男と同じLAの大学にいます。