PG Queen America☆★☆




徒然なるままの50代女性がすなる日記といふもの。

脱力の秋

季節感のないCAでも、秋の気配を感じてまいりました。
ほとんど気分の問題のような差ですけれど。


朝お茶を嗜む次男君。
彼ももうすぐ大学へ戻ってしまいます。
Music & Art Buddyがいなくなってしまうわ。寂しい。。


私自身がクラシック音楽ファンで、ピアノを弾くこともあり、子供たちの小さいころはピアノ教室通いを強制したものでした。
お陰で二人ともピアノが大嫌いに!嗚呼。。。


こちらでは小学5年生からバンド(吹奏楽)に入れます。
もちろん色々脅して強要しましたが、反抗的で自我が強い長男は激しく抵抗。
結局1年間のバトルを経て、中学に入った6年生からトランペットでバンドをとることにしたのです。(こちらでは選択授業の一つなのです。)
その後、音楽に力を入れている学校なのと(モントレージャズフェスティバルは有名です)バンド仲間の影響もあり、ジャズバンドにも所属して多々のコンサートや、オールスターにも選ばれたり、結構楽しい音楽生活でした。
(でも、野球部やサッカー部の方が実は楽しかったみたい。アメリカって選択が一つじゃなくて何でもできるところがナイス!スポーツも季節もので、バスケやテニスもやっていました。)


従順かつ賢い、4つ離れた次男は、私と兄の血で血を洗う戦いを見て、すんなり5年生からバンドへ。フルート希望でしたが、口が小さいから~という理由で第二希望のクラリネットに変更。色々な意味で目立つ兄のお陰で、「あ~、あの子の弟ね!正反対のタイプね!」と先生たちにも可愛がられ、あっという間に上達してコンサートマスターも務めました。
シアトルで通った高校ではオーボエも担当し、ワシントン州オールステートバンドにも選ばれてあちこち遠征してましたよ。LAのDisneylandや、フロリダのDisneyworldでも演奏し、近くはカナダのビクトリア、遠くはバハマまで!
シアトルシンフォニーのYouthにも合格して、毎週土曜日遠くまで通いました。


彼も今や大のクラシック音楽ファンです。
シンフォニー、オペラ、バレエ、何でも付き合ってくれる頼もしいバディに成長しました。コンサート後の音楽談義も弾みます。


そして最近、長男と次男が全く同じことを私に言いました。
「どうしてピアノを教えてくれなかったのか!」
えええええっ?!
私「習わせたじゃない。自分で嫌がってやめたんでしょ。」
息子たち「無理にでも続けさせなきゃダメだよ。子供なんだから判断力ないんだよ。」
はぁっ?
あんなにゴキブリのように転がってジタバタしたくせに?(長男)
頑として譲らず、先生にどんなに説得されても鍵盤に全く触ろうとしなかったくせに?(次男)


脱力しました。


SF Civic Centerのバックの青空が清々しい今日この頃。